黄金の国ベンガル08

 さて、今回で最後のベンガル紀行。まずはバングラデシュの博物館のことを書きます。
まず、ダッカにある国立博物館。ここは結構面白いです。高め設定の外国人料金を払い館内に入ると、はじめのフロアは自然のフロアです。植物、動物、農関係の機具などがガラスばりのケースにおさめられています。すごく古めかしい展示が逆に興味をそそります。そして、動物は剥製と手製。象なんかはたぶん僕が作った方が上手いくらいのクオリティです。二階は、イスラム教や仏教、マハラジャなどの生活品などが並べられています。武器なんかもありました。この階は必見です。特に昔のマハラジャの贅沢さは現代のお金持ちでも及ばないくらいです。例えば、象牙をうすくスライスして繊維状にしたものをマットにしたもの、今だったら値段がつけられないのでは、という高度な技術と貴重な材料で作られています。他にも少数民族やベンガル人の織物が素晴らしかったです。欲しい!
一番上の階は現代で、なぜか急に美術館のような現代絵画や彫刻が並んでいました。た、たしかに美術作品も博物館の範疇でしょうが、、、日本では美術館と博物館の役割がはっきり分かれていますが、こちらではかなりざっくり。というか、展示準備中のフロアは今の政権の歴史フロアになり、与党の宣伝フロアのようになるらしいです。つまり、何でもありの博物館だったわけです。(写真は国立博物館でなく、ダッカ近郊の博物館のものです)
次は、なぜかタージマハルです。ミニマハル。どういう経緯でこの建物が建てられたのかわかりませんが、同行のベンガル人によると観光地にするためじゃないか?とのこと。ダッカから1時間近くのこの場所は、まわりが田んぼの風景です。いきなり?なぜ?と思いつつも結構キレイでした。ただ、近づいたら白い大理石が光を反射してまぶしく、特にすることもないので微妙です。一周回ってさようなら。
これは、あまり見ることがなかった猫の姿です。犬はそのへんに寝そべっていることが多いのですが、猫はあまり見かけません。猫もたくさんいるらしいのですが、今回の旅で見た猫は5匹くらいでしょうか。この国では犬が情けない顔をしているように思いましたが、どうやら地面に近い動物として汚れた存在のようです。実際に、狂犬病をもっていたり、あまりきれいでなさそうなのでそうなってしまったのかもしれません。
猫好きですが、犬好きでもある僕としては少しかわいそうでした。

まだまだいろいろな体験をしてきましたが、それはまたの機会に。
バングラデシュ、ありがとう。

Takao

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