祈りのブータン王国08

 今日はちょっとファンタジックな回です。
まずは虹から。今回とりあげるドゥゲ・ゾンに向かう途中に見ることができました。
写真には撮れなかったんですが、なんとこの虹の向こうにももう一つ虹が。二重の虹を見たのは生まれてはじめてでした。ラッキー!
 素敵な道。友人がこのゾンにはジブリの音がよくあうよ。ってすすめてくれました。お、ちょうど僕のiphoneにはラピュタのサントラ入ってるではないですか。
さて、ここからラピュタの音を想像しながら写真を見てください。
 おお、そのままジブリの世界、、、
そう、このゾンはパロ近郊にある廃墟のゾンなのです。昔焼けてしまったまま、なんとなく観光地化されている感じです。
 やっぱりゾンってお城みたいなんですよね。色がなくなったらお城感がさらに増してます。緑がいい感じ。
 BGMが効いていて、なんだか違う世界に迷いこんだようです。
 結構しっかりと建物が残っている場所もあります。ブータンの建物は基礎部分は土を踏み固めて作っていくようです。上の部分が木造なので、廃墟はだいたい基礎の部分がまるごと残っています。
 ここではありませんが、僕が訪れる少し前、中部にあるワンディ・ポダン・ゾンが焼失してしまいました。ワンディはウィンディとよばれるほど風が強い所らしく、一瞬で焼け落ちてしまったそうです。ゾンの焼失に対してお祈りのためか、翌日は国民の休日となったようです。そこも訪れましたが、さっそく再建にとりかかるブータン人の仕事の風景を見ることができました。
 僕は完全に人間の手から離れている自然よりも、人間の手で作られたものと自然との距離がちょうどいい感じのところに美を感じるようです。ブータンはそういう意味でなかなかいいバランスの景色が多いです。美しいと思う瞬間がとても多かった。
途中からずっとついてきてくれた犬。道案内してくれていたんだろうか?
それとも、誰かの生まれ変わり?
ブータンの人はここに幽霊がでるって言うみたいだけど、僕はこの場所大好きでした。
美しかったなぁ。

Takao

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