祈りのブータン王国05

さて、今日はキノコの回!!
長くなりそうなので、今回はキノコの回前半になりそうです。
 ここはブムタン近くのウラ村。なんと僕がブータンに行った時はちょうど松茸の季節!
そう、ブータンでは松茸が採れるのです!
しかもちょうどウラ村では松茸祭りがあるなんて。なんとラッキーでしょうか!神に愛されているんでないか?
ウラ村に着くと、村人たちがなんだかそわそわ。会場では着飾った人々がたくさん。
規模的には200名くらいでしょうか。屋台的なものもずらっと並んでいました。
屋台の横を通って奥に行くと、松茸のお吸い物をくれました。少しバターが入っていてこくもあり、すごく美味。パクチーのかわりに三つ葉だったら満点だったな。おかわりしました。そういえば、お吸い物をすすめてくれた人が French? と、、、どう見たら僕と友人がフランス人に見えたんだろか? Japaneseって言ったら、「どうぞどうぞ、よくお越し下さいました。」あら、この方日本語話せる。ということで、「Mercy」と言っておきました。
松茸はこちらではサンゲシャモといいます。香りがよく、ブータン在住の日本人にとっては貴重な食べ物です。他の食べ物はかなり辛かったり、微妙な味付けだったり、、、日本の食べ物欲しい!って気持ちはすごくわかります。それが高級食材の松茸っていうのは救いの一つなのかもしれません。
一番上の写真は、ブータンで採れる他のシャモ(キノコ)勢揃いです。屋台だと思っていたものの半分くらいはブータンの動植物、自然などを紹介するブースになっていました。
友人がキノコのポスターを欲しそうにしていたら、なんとただでくれました。僕も僕も!ということで、Mushrooms of Bhutanのポスターをゲット!今ポスターは大事に机の横の壁に貼っています。
 ちなみに、このお祭りは去年からはじまったそうです。そういえば「Matsutake Anniversary」って書いてありました。日本人向けのお祭り???
その割には外国人はあまりいません。たぶん会場に20人くらいはいたかな。。。
これから頑張るようです。後で思ったのですが、松茸パワーをうまく伝えたら、日本からも結構お客はよべるんではないかと思います。
お祭りは、なんだかだらだらと進んでいました。道化っぽい人が意味分からない雄叫びを。。。テンションも高く、なぜか外国人を見ると握手してまわってました。。。ちょとこわいよ。
お祭り用の衣装を着た人が舞台で踊っていたり、お経のようなものを読んでいたり、いろいろと面白いのですが、まったく締まりのある雰囲気ではありません(笑)
村の楽芸祭って感じでほのぼのしています。
 上の写真ではチベットの衣装(だったっけ?)で踊っていました。
すごくきれいなのですが、なにぶん締まりがないので、、、屋台を見てまわります。
ちなみに、友人いわく他のツェチェ(お祭り)も結構だらだらとしてるらしい。
 屋台には、いろんな食べ物が売っていて、そばのパンやうどんみたいなものも。僕はお腹がすいていたのでうどんみたいなものを食べてみましたが、キビシイ!コシがない、、、
ので、頑張りましたが残してしまいました。スンマセン。
友人は春巻き的なものを食べていました。これは結構美味しかった模様。あぁ、僕もそれにしとけばよかった。。。
他にもブータンのどぶろくなんかも売っていたようです。この日の前日に一緒に夕飯を食べたJicaの好青年も来ており、多くの屋台の全種類の食べ物を食べておられました。胃、強っ!
屋台の中で一番よかったのは、上の写真、シンプルな松茸炭火焼!でした。この近くにくるとすごくよい香りがします。一皿にはスライス松茸5、6枚入っていたでしょうか。
うれしいことに醤油をかけてくれます。ブータン人わかってるな!って感じで香ばしい松茸を口に運びます。美味い!とにかく美味い!
松茸ってこんなに美味いんだ!と日本産松茸をろくに口にしたことない僕ははじめて思ったのでした。
 端っこの方の屋台では、松茸の計り売りもありました。上の写真、秤の上に松茸をのせて売ってくれます。なんと、1kgで250Nu(ニュルタム)だったかな。1Nuはだいたい1.6円。なので400円!?今日本産の松茸の値段を調べてみたら、なんと100gで12,000円で売ってる、、、てことは1kgで120,000円!?この計算だと300分の1の値段です。
ウラ村ではこの値段でしたが、首都ティンプーやパロなどではだいたい倍くらいの値段だったと聞きました。それでも安すぎです。
この屋台で、しめじっぽいキノコも売っていました。そちらはもっとお安い値段でした。あぁ、キノコづくし。幸せです。友人はもっと幸せそうでした、ね?
この日の夜は、友人と同じJica仲間と一緒に松茸パーティーでした。お祭りで会った好青年も一緒。彼はかなりお腹いっぱいそうでしたが、、、
この日のメニューは松茸ごはん、松茸パスタ、松茸お吸い物、そして焼き松茸!
なんというメニュー。贅沢すぎます。
食べても食べても松茸です。それでわかったこと。
松茸はやっぱ焼いて食べるのが一番美味い!塩、もしくは醤油で食べると何とも言えません。
皆で食べるご飯は美味しいですが、それが松茸づくしって!ここは天国かな?
パスタは僕が味付けしたのですが、少し微妙だったかも。。。スンマセン。。。
それで分かったのは、ブータン人がなぜそれほど松茸を食べないのか。それは、彼らはキノコをチーズに絡めて食べるシャモダツィとして食べる習慣があるからです。彼らはなんでもチーズに絡めて油炒めで食べるのですが、一番代表的なのはエマダツィ(とうがらしチーズ)、他にもケワダツィ(じゃがいもチーズ)などあります。この食べ方だと松茸の香りがあまり生きません。ブータン人が好むシシシャモというキノコ。これは僕も好きでしたが、しめじを黄色にして小ぶりにした感じのもの、これはチーズによくあうのでシシシャモのシャモダツィは美味でした。
松茸はやっぱり焼き!それは香りが生きるしおいしさが濃縮されるから!
お腹いっぱいになるまで松茸を堪能したら、僕の中の松茸メーターが振り切れてしまいました。しばらく食べなくていいな。。。げっぷ。。。
日本の皆様スミマセン。
といいつつも、数日後に友人が作ってくれた松茸ごはんは当然完食、おいしすぎだし。

美味しい美味しい経験でした。ありがとうありがとう。

Takao

2 コメント :

  1. シリウス星人2014/10/06 0:11

    松茸1キロ400円って最高ですね!
    チーズにからめて食べるって、それも良い感じですね。

    文章もオモシロイですよ。神に愛されてる…のくだりが良いっすよ!(笑)
    ライターもいいんじゃないですか?

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  2. シリウス星人さん

    コメントありがとうございます。
    松茸おいしかったことを思い出しました。

    文章を書くことは 好きなことの一つなので、そのうち仕事にしようと思ってます。
    楽しんでいただけたなら幸いです。

    返信削除

 

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