「聞かせてよ、ファインマンさん」

「聞かせてよ、ファインマンさん」
R.P.ファインマン著 大貫昌子・江沢洋訳
岩波現代文庫

ファインマンさんのシリーズです。
前回紹介した「ご冗談でしょう、ファインマンさん」はファインマンのおもしろ話し満点の自伝でしたが、こちらは講演やインタビューなどを集めた本です。もちろんおもしろい話しもたくさんありますが、すこし専門的な内容や、彼の仕事の話しの内容もあります。

知的好奇心を刺激するとても興味深い内容のものがたくさんです。
ちょっと難しくてついていけないものもありましたが、それでも面白くてどんどん読み進めていけました。

いくつも興味深くて記憶に残る内容がありましたが、一つ書いておきます。

彼の科学に対する姿勢はとても興味深いです。
とくに、科学は不確実だ!というのはとても大事な考え方だと思います。
彼は科学に真実はない。と言い切っています。
それは、科学は懐疑する余地が常に残り続けるし、わからないからこそ科学者は世界の謎と向き合いつづけるのだということです。
人は、真実はこうだ!と言った瞬間から思考停止に陥ってしまいます。
気をつけねばと思うのですが、ついついわかった気持ちになることはあります。

「実はね、僕は疑いや不確かさを持ったまま、そして答えを知らないまま生きられるんだ。まちがっているかもしれない答えを持つより、答えを知らないで生きるほうがよっぽど面白いよ。僕だってだいたいの答え、それからこうもあろうかという信念、それにさまざまなものごとにたいしてそれぞれ異なった程度の確信はもっている。ただし、絶対な確信はない。まったく何も知らないことも多いんだ。」—ものごとをつきとめることの喜びより引用

面白いことは身の回りに無限にある。
刺激を強くうけました。


Takao


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