祈りのブータン王国03

 今回は僕が感動した山々の花のお話です。飛行場のあるパロから、ブータンの中央部、ブムタンまで足をのばしたのですが、その途中には峠がいくつもあります。
 峠はラといいます。例えば、パロから首都ティンプーに行く間にある峠はドチュ・ラといいます。峠なので、だいたい標高が高く、このドチュ・ラも3,000mを超えています。ラという言葉は、会話の中の敬語としても使うようで、たとえば目上の人と話す時に語尾にラをつけるようです。もしかして峠を崇拝するという意味でラを使ってるのかなと思いましたが、違うかもしれません。(すみません、ドチュ・ラはティンプーとプナカの間でした)
町から町まで移動するのは車です。アスファルトがはがれているところも多いくねくね道路をいきます。
 標高が変わるにつれ、景色も様々移り変わります。緯度は沖縄と同じなので、標高が低いと温暖な気候になり、標高が高くなると肌寒くなるので温度調節が必要です。
僕が特に感動したのは高山植物です。標高が高い地域を通る時、道ばたには美しい高山植物を見ることができました。ちなみに、上の写真はそば畑で高山植物とは違いますね。。。そば畑、ファンタジックでした。そばの味は、、、まぁ、、、
 また、トレッキングをした時にも様々な花を楽しむことも出来ました。実はトレッキングの時の一番の楽しみはシャモ(キノコ)だったのですが、それはまた別の機会に!
高山植物は小さく、そして可憐でとても美しいです。
 小さな自然の造形に感嘆し、車窓からの景色は見飽きることがありません。
ちょうど良い季節だったのかもしれません。小さな命が輝いているとはこのことです。
白、黄色、赤、青、紫、、、小さい色が景色のすばらしいアクセントになっています。
 日本ではあまり気にとめていなかった花という存在。あらためて日本の花々も見てみようと思うようになりました。
 持って帰ってみたい!という衝動が何度もおとずれましたし、実際に花をつんでみました。けれど、車の中でしおれていってしまう可憐な花を見て、やっぱりここで楽しむものなのかなと思いあきらめました。
小さな花々に人智を超える造形の力を感じます。もういちどこの花々に会いに行きたいです。

Takao

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