研ぐ

研ぎが好きだ。

手に全身を集中して、微細な感覚に気づいていく。

姿勢、指の力の入れ方、はやさ、呼吸、触感、、、
すべてを一点に集中し、時間の過ぎるのを忘れる。

今まで気づかなかった微細な感覚と出会う。

まだまだ、まだまだ、、、

もっともっと、もっともっと、、、

まったく嘘が通じない世界。
結果が、実力がそのまま刃先にあらわれる。
見たら分かる。

けど、その見る力も鍛えなければ分かることさえできない。
わからないなりに一生懸命取り組む。

身体が教えてくれる。
刃先が教えてくれる。

奥が深い。

ぼくはほとんど知識を入れずにひたすら研いできた。
ほかのことでは知識を入れながら学習することも多いのに。
たぶん、上手く研ぐとかでなく、夢中の時間が好きだから。

けど、とても上手い人の研ぎを見てみたいとも思う。
自分で研いでいる時と同じくらい夢中で観察すると思う。
技術は盗むものっていうのは本当だと思う。
実践の中でどうしてもわからないもの、 困った時、
上手い人から本気で盗もうとする。

もっと先へ行きたい。

あたり前だけど、そうシンプルに思う。

研ぎから教えられることはたくさんある。
たぶんぼくにとってこれは瞑想に近いのかもしれない。

そういえば、お米も研ぐという行為があるな。


Takao

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