種おろし

 今日は朝から頑張りました。まずは朝いちに、Hさんの家へぼかしと苗箱の土をとりにいきました。ぼかしは完熟。後で写真にでてきます。苗箱の土はHさんの家のうらの土を使う予定でしたが、しめっていることと、採掘が大変なため軽トラ一杯分を土建屋さんから購入することになりました。Hさんは土を購入しに行ってくださいました。
僕はその間に苗代の準備。上の写真のように長さ18メートル、幅2.5メートルの溝を周囲に堀り、真ん中の部分を平らにならしていきます。途中から帰ってきたHさんと地主の宮司さん、そして11時ころには下ちゃんも来てわいわいと男達の仕事の時間。いろいろやって、お昼にようやく一段落。
 お昼からはHさんは自分の田んぼの仕事に、そして僕と下ちゃんで昼から苗箱へ土を詰める作業です。効率よく作業をするため、苗箱を10箱同時に土入れです。並べた苗箱にスコップで土を放り込み、ガイドでそれぞれきれいにならして完成です。当初2時間くらいかかると予測していた仕事ですが、1時間くらいで終わることができました。まだ余力があったので、この際だから種おろしまで一気にやってしまおう!と、種おろしの作業に入ります。
 まず、苗代にぼかしをまきます。午前中にならした部分にまんべんなくぼかしをふりかけます。ぼかしはほぼ臭いがなく、上乗の出来です。苗箱の土はまさ土で、まったく肥料分がないので、種籾が成長して苗箱の下に根がはる時に少しの栄養を与えます。あまり多く与えたくないので、一輪車2杯程度、上の写真の3分の1程度の量にしました。足りない時は苗の上から少しふりかける予定です。
 次は、ついに種籾を苗箱にまきます。少し草の種が混じっていたので、種籾をふるいにかけて草種をはじきました。せっかくの苗に草が混じると悲しいですから。
 去年も活躍してくれた散歩式種籾まき機の登場です。今年は去年よりうすく種を蒔きたいので、一箱あたり150gを目安に調整しました。が、もっともうすくまく設定でも170g程度になってしまいます。こうなったら、散歩の速度を上げるしか無い!と、早足でやってみることに。何回か練習した後やってみると、結構うまくいきました。たぶん160gくらいの量になったかな。写真は宮司さんが箱苗がまっすぐ並ぶように調整してくださっているところです。宮司さんは作業を見に来てそのつど的確に手伝ってくださるので、ほんとにありがたかったです。感謝。
 種まきが終わって、そこからが大変でした。去年は散歩式種籾まき機に覆土(種籾の上にかぶせる土)を入れて種まきと同じようにさっと土をかぶせることができましたが、今年も同じようにやってみると、、、土がしめっていてぜんぜんうまくいかず。。。
急遽手で100枚の覆土を完成させることに。。。一枚一枚にうすく土をまいて、手でならしていきます。なかなか終わらず、、、太陽の高さを見ながら後どれくらい作業できるか考えながら、、、下ちゃんと僕は必死です。二人とも腰痛をがまんしながら、素早く丁寧に。なんとか最後まで覆土をかぶせることができました。
 けれどまだ終わりません。完成した苗箱を軽トラに詰め、苗代に並べます。土が詰まった苗箱は重く、疲れた身体で土手に並べて行きます。3箱持つとずっしり腰にきます。
二人は出来るだけ無駄を省くため、余分な動きをまったくしなくなりました。
ぬかるむ苗代の中、もくもくと苗箱を並べていきます。
ようやく苗箱が並び、最後に鳥よけの網をかぶせます。
なんと、宮司さんが網を畦に運んでくれているではないですか!またもや感謝。
最後は宮司さんに手伝ってもらい、網を被せ、隙間を塞ぎ、上の写真のような姿になりました。達成感あり!ではなく、まだ後片付けが残っています。僕と下ちゃんはよろけながら最低限の後片付けをしました。この時18時半くらいでしょうか。日がくれてしまったので、後片付けは金曜に持ち越しです。
長い長い一日でしたが、ふりかえればあっという間。この後二人で簡単なご飯を食べ、その後榛原の温泉に。行ったのですが、20時までの営業時間でした。僕らが着いたのは20時。。。それでもなんとしてでもお風呂に入るべく、iphoneに尋ねたら近くに銭湯があった!!
今度は銭湯に確認の電話をしたら大丈夫でした。下ちゃんの帰宅時間が遅れてしまっていたのですが、お風呂に入れるとはなんという幸運。
昭和の風情が色濃く残る素敵な銭湯で骨休めをし、ビール片手の下ちゃんと榛原駅で別れました。しもちゃん、お疲れ様。そしてほんとにありがとう!
身体も心もすっきりして、家に帰って僕もビールを呑みました。これほど上手いビールはなかなかないなぁ。と充実した一日に感謝です。

Takao

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